公演によせて

世界で一番オーラを愛した日本へ感謝の凱旋公演!! 夢みる想いを歌にのせて…

カンツォーネ界を代表するアイドル歌手のジリオラ・チンクェッティは、1947年12月20日にヴェローナで生まれました。幼少の頃から歌うことが大好きだったオーラは、16歳の時に新人歌手の登竜門であるカストロカーロコンテストに出場、400人ものライヴァルがいる中で見事優勝して翌年のサンレモ音楽祭への出場権を獲得しました。そして1964年1月に開催された第14回サンレモ音楽祭において「夢みる想い」を歌い、なんと新人であるにもかかわらず優勝して世界中を驚かせたのです。この時オーラはまだ16歳と43日という若さでした。

たった一夜にしてカンツォーネ界のシンデレラ・ガールとなったオーラのレコードは日本でも早々に紹介され、同時期に日本デビューを飾ったビートルズの熱狂とともに、日本における海外ポピュラー・ソング全盛期を作りあげる片翼となりました。オーラの初来日公演は1965年5月に行われ好評を博しています。そして1966年の第16回サンレモ音楽祭でドメニコ・モドゥーニョの「愛は限りなく」を歌い、2度目の優勝を勝ち取り名実ともにスーパースターの仲間入りを果たしました。1969年3月には「雨」が日本のオリコンの総合チャートの6位まで上がる大ヒットを記録し、日本でも本格的なオーラ・ブームが到来します。その後も「落ち葉の恋」「つばめのように」「薔薇のことづけ」「恋よまわれ」といった曲が続けざまに日本でヒットし、70年代末までに5度の来日公演が実現しています。その後、結婚~出産~子育てなどを経て活動自体は緩やかとなりましたが、2015年に最新作『20.12』をリリースし現役感満載の歌声で健在ぶりを聴かせてくれています。

そして今回、1993年以来24年ぶり8度目の来日公演の実現となりました。なんとイタリアから弦楽器奏者を含む十数名のミュージシャンを従え、本国公演と遜色のない本格的なリサイタルの実現に期待が膨らみます。さらに日本のファンの長きにわたる声援に対する感謝の証しとして、日本のみの特別なベスト選曲で行われることも決定しました。カンツォーネの妖精、青春の歌姫であるジリオラ・チンクェッティ。彼女の歌声は再び我々の胸を熱くしてくれることでしょう!